Case Studies 事例紹介:外国人との意思疎通
2024.06.04
- 登録支援機関などでは、継続的に外国人支援が必要になります。しかし、まだ日本語スキルが未熟な外国人は、日本人の言うことが聞き取れず、言いたいことも伝えられない状況となります。そのような状況で、本システムのTransChecker(翻訳チャット)を使うことで、極めて効果的なコミュニケーションを実現できます。
- 通訳なしで、多言語の外国人とお互いの母語で会話ができます。機械翻訳は翻訳間違いが発生する可能性がありますが、TransCheckerでは、翻訳違いをテキスト解析で検出し、翻訳スコアを数値で表示し、さらに4色(赤/黄/緑/青)で表示します。これにより、翻訳チャット会話での翻訳エンジンの翻訳違いを即座に把握できます。
- 翻訳違いがありそうな場合は、主語や省略した部分を付け加えて、言い直してみたり、相手に確認をすることで、翻訳エンジンが正しく翻訳できるように、表現を変えて投稿し直してみます。これにより、通訳なしの機械翻訳でも、誤解のないコミュニケーションを実行できます。
- 通訳なしで、お互いの母語で、日本人と外国人がいつでも、自由にコミュニケーションができます。誤解のないコミュニケーションができれば、外国人とのビジネスが格段に発展できます。
事例紹介(1):外国人の思い込みや勘違いが顕在化
- 事例紹介(1)
- 日本語が片言で、聞き取れない外国人(ベトナム人)が、思い込みや勘違いしていることが、翻訳チャットでお互いの母語で話すことで、誤解が顕在化した事例。会社からの補助金について、自分に都合がいいように思いこんでいた例。
事例紹介(2):毎日の活動報告を母語で書いて、悩みを把握
- 事例紹介(2)
- 毎日の活動報告を、トラブルや反省点などを、母語と日本語の両方で記入させ、日本人管理者が一括翻訳して確認してチャット会話でコメント交換する。これにより、報告・連絡・相談(報連相)の習慣付けと、外国人の内省の詳細を把握して、お互いの意思疎通を深める。
- 外国人(ベトナム人)が記入した活動報告の例。日本語だとつたない表現しかできないが、母語で記入することで、内省面の様子が把握できる。言いたいことがどのくらい日本語で表現できているかも把握できる。